【調査結果】犬猫のマダニ被害、1割が経験あり
- 2017/8/31
- コンテスト情報
アイペット損害保険株式会社は、犬・猫(以下「ペット」)飼育者560名を対象に、マダニの被害に関するアンケート調査を実施しました。
マダニは様々なウイルスを持っていて、中には命に関わるような事態を引き起こす、恐ろしいウイルスがある場合もあります。先日、ペットを介して人に感染したことで注目された「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」も、マダニが持つウイルスによって引き起こされる感染症の一つです。
そこで、ペットがマダニに刺されたことがあるかどうか、またどこで刺されたのかを、飼い主さんにお聞きしました。
調査結果
◎「ペットがマダニに刺された経験がある」飼い主は10.0%
◎ペットがマダニに刺された場所は、犬猫ともに「家の周辺にある公園や草むらを歩いているとき」が最多
マダニ:マダニの成虫は体長が3~8mm。アレルギーの原因となるチリダニ(0.3~0.4mm)や、夏場に室内で刺されて痒くなるツメダニ(0.3mm)などとは違い、肉眼で見ることができます。また、マダニは吸血し、飽血(満腹状態)になると、10~20mm程度の大きさになります。春から秋にかけて活動が活発になりますが、温暖な地域では冬でも活動しています。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/kj_kankyo/madani/(出典:東京都健康安全研究センター)
調査結果1. 「ペットがマダニに刺された経験がある」飼い主は10.0%
「ペットがマダニに刺された経験はありますか?」という質問に対し、「ある」という回答は10.0%となりました。
(n=560、単一回答)
調査結果2.ペットがマダニに刺された場所は、犬猫ともに「家の周辺にある公園や草むらを歩いているとき」が最多
ペットがマダニに刺された経験を持つと回答した人に、どこで刺されたのかお聞きしました。その結果、犬猫ともに「山・川などのアウトドア時」を圧倒的に上回って「家の周辺にある公園や草むらを歩いているとき」が最多となりました。マダニは身近に生息していることから、お散歩やちょっとした外出の時にも気をつける必要があります。
猫の場合、「拾ってきた時に刺されていた」という回答も見られました。
※対象:ペットがマダニに刺されることがあると回答した人
(n=56、複数回答)
マダニは肉眼でも確認できる大きさなので、自分でも取れそうだと考える人は多いかもしれません。しかし、マダニは頭部をペットの皮膚の奥深くまで埋めるような形で噛み付いているため、無理に引っ張ると胴だけがちぎれて、頭部はペットの体内に残ってしまいます。
※イメージ図
そうすると、マダニの体内にいるウイルスがペットの体内に流れ出ることになります。もしペットに噛み付いているマダニが恐ろしいウイルスを持っている場合、大変危険です。ペットがマダニに刺されたときは、自分で取ろうとするのではなく、すぐに動物病院へ連れて行き相談しましょう。
なお、アイペット損保が運営する犬の飼い主さま向けの情報サイト「ワンペディア」では、マダニを含む犬のノミ・ダニ対策について当社の獣医師が解説しています。
ワンペディア:https://wanpedia.com/copingwithnomidani/
いざという時の対処法を知っておくことで、ペットと楽しい毎日を過ごせる飼い主さんが増えるといいですね。
アイペット損保では、リリースや自社メディアの運営を通じて、ペットと飼い主さんの生活がより豊かになるような情報、豆知識をこれからも発信していきます。
【調査概要】
調査対象:犬猫飼育者
調査人数:男女560名
調査期間:2017年8月17日~18日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施
○アイペット損害保険株式会社について
会社名:アイペット損害保険株式会社(https://www.ipet-ins.com/)
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