日本を代表する動物写真家・岩合光昭さんの写真集『自由ネコ』が5月11日に発売されます。
岩合さんにとって令和年間初となる本写真集では、日本各地で撮影された自由な猫たちのありのままの姿を堪能できます。
また、猫を取り巻く環境をとらえるのは岩合さんの真骨頂。大判写真集だからこそ、土地土地の風土、季節や時間帯によって刻一刻表情を変える風景・光・陰影が鮮明に伝わってきます。それによって、まるで猫と同じ空気を吸っているような気分が味わえるのも本書の大きな魅力です。
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岩合光昭 写真集 「自由ネコ」
【見どころ・その1】迫力たっぷりの表紙
表紙を飾るのは、毛づくろいをする猫の写真です。至近距離から撮影されているので臨場感があり、大判サイズになると圧倒的な迫力です。この猫は、神奈川県鎌倉市の浜辺に暮らす「キイロちゃん」というオス。その大きくてたくましい身体と、おおらかで物怖じしない性格、そして抜群の存在感に、岩合さんはすっかり魅せられたそう。日没までたっぷり時間をかけて撮影したキイロちゃんは本編にも登場します。
岩合さんとキイロちゃんはこの撮影が初対面。迫力ある表紙はふたりの出会いの産物です
キイロちゃんと相棒の漁師さん。岩合さんの写真からは、猫と人との関係性が伝わってきます
【見どころ・その2】猫を取り巻く美しい景色
岩合さんの写真の大きな魅力のひとつは、動物たちが息づく風土を空気が感じられるほど鮮明に写し出していること。特に日本の猫の写真では、季節や時間帯によって変化する色と光の表情が多様かつ繊細です。そんな美しい景色におさまる猫たちを隅々まで堪能できるのは、大判写真集だからこそ。
京都十輪寺のサビ猫。紅葉の色彩と秋晴れの陽光が美しい一枚
青森県弘前市のリンゴ農園で。子猫たちの日常が垣間見えます
【見どころ・その3】ダイナミック&ユーモラス
世界各地の野生動物を撮影してきた岩合さん。高い技術と経験によって、すばやく動く猫の「決定的瞬間」を数多く撮影してきました。また、猫たちは岩合さんを信用して、カメラの前でも自然な姿を見せます。警戒心が強い猫たちの「ありのまま」を撮るのは、簡単なようで非常に難しく、この点でも岩合さんの写真は卓越しています。中には笑いを誘うような仕草や表情も。もちろん本書にも岩合さんらしい驚きと笑いが詰まっています。
鎌倉市で撮影された猫のジャンプ
弘前市のビニールハウス。猫の親子の表情がほほえましい
【書籍データ】
タイトル:『自由ネコ』
【楽天books】
岩合光昭写真集 「自由ネコ」 [ 岩合光昭 ]
岩合光昭◎著
定価:本体1800円+税
判型:A4判
発行:辰巳出版株式会社
発売日:2019年5月11日
【撮影地】
福岡・相島/千葉/会津/津軽/能登/愛知・篠島/鎌倉/山口・平群島/京都
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